2003年02月09日
CHEMISTRYの「右のほう」 案外大切なポジション
会社の仲間数人と、ディナーに出かけたときのことである。上司が、自分の娘のボーイフレンドのファッションを形容する時、こんな表現をつかった。「CHEMISTRYの右のほう」。そう、ストリート系ということだ。
CHEMISTRYは堂珍と川畑の二人ボーカルからなるユニットなのだが、川畑がいつも右だということは、それを言われるまで気づかなかった。というより、堂珍と川畑という個人名で2人を意識していたために、「右のほう」「左のほう」という表現は、私のなかに存在しなかったのだ。この後、CHEMISTRYのミュージックビデオなどをチェックしたが、あらま、いつ何時も川畑は右である。
そう言えば昔むかし、ピンクレディーは左がミー、右がケイだった。キャンディーズだって、ミキちゃん、ランちゃん、スーちゃんの並ぶ位置は決まっていた。Kinki Kidsだって然りだ。このように、見る者にその位置をインプリントする画面の構成は「安定感」を生むのだろう。「安心感」と言ってもよい。私たちは、のび太くんが黄色いセーターを着ていることに安心するように、右側の川畑に安心するのである。
それに比べると、面白いなと思うのがSMAPやモーニング娘。だ。人数の多さもあるが、画面のなかに、自分のお目当ての人を探し、見つける楽しさがある。これが意外と、長寿の秘訣なのではないかと思う。モーニング娘。に及んでは、別ユニットの立ち上げやシャッフルが本人たちの刺激にもなっている。落ち着いて気がゆるむことがないのだ。
何気ないポジションではあるが、「日常」「連続」「安定」「平凡」とそれに対抗する力について語ることができる、実は深い話。私なら、左側の川畑も見てみたい。
(タナカノアガキ)
台湾に行ってきました! ヒットチャートに食い込んでいたCHEMISTRYは、その名も「化學」でした!!